あるCMについて [映像関連]
ある大手スポーツ用品メーカーのコマーシャルを見て気になったことが。
ストーリーは、有名サッカー選手が学生役として出演しており、
学生がプロのサッカー選手を目指すために常に諦めないで、
どんな時でも一生懸命、何を言われても練習をしているといった構成で
全体を通してみると、非常に良く出来ていると思うものであった。
ただ、そのシーンの中で気になったのが「電車の中でのリフティング」である。
いつでもどんな時でも常に練習あるのみ!というのは、当然理解が出来るが、
だからといって公共の場所、しかも、電車の車内でリフティングというのは、
あまりにも非常識ではないだろうか。しかも、他の乗客の表情のシーンもあるが、
注意などは無い。
演出上いかなる時も練習というイメージとして使ったと思うが、
これを見た子供が真似をしないかが心配である。
真似をしないにしても、このような行動が許されると理解されるのが怖い。
車内や公共の場でのマナーを呼びかけている中で、逆の映像を流すのはいかがなものか。
何を言われても練習と言っても、他人に迷惑をかけるのは許されないことである。
マナーの悪さに注意をすると、逆切れがあったり聞き入れない人が増えている中で、
それを助長、肯定するようなシーンは企業CMとして失格ではないだろうか。
CM自体は、努力が必要で一流の選手になるためには沢山の練習がいるといった
よく出来た内容だけに、このワンシーンはとても残念です。
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